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飲食店の什器・備品購入|飲食店を開業するまでにやらなければならないこと Vol.7

飲食店の什器・備品購入|飲食店を開業するまでにやらなければならないこと Vol.7

この記事のざっくり概要

提供するメニューから必要な食器・備品を考えましょう。どのような食器・備品が必要なのかは、メニューとその提供方法が決まらなければわかりません。

目次|この記事に書いてあること

メニューから必要な食器・備品を考えましょう

どのような食器・備品が必要なのかは、メニューとその提供方法が決まらなければわかりません。

サラダを提供する場合を例として考えてみます。

サラダを提供する場合
ドレッシングをかけた状態で提供する サラダボウル
別皿にドレッシングを入れ、お客様にかけてもらう サラダボウル+ドレッシングカップ
サラダバーで自由に取ってもらう 大鉢+トング+取り皿

どのような料理をどう提供するか。ここがわからないと必要な食器・備品は揃えられません。

インターネットで注文し、届くまで時間がかかってしまう備品があるかもしれません。オープンに影響を与えないよう事前に届くまでの日数を確認の上、余裕をもって手配をすることが必要です。

なお、BtoB取引になりますので、値引き交渉するのが当たり前です。インターネット注文の場合は、正規料金で購入する前に予め業者さんに問い合わせておいた方が良いでしょう。

必要な食器の数・選び方

全ての食器を同じ数揃える必要はありません。よく出るメニューや複数のメニューで使うものを多めに用意します。

メインメニューに使う食器は、席数の1.5倍は~2倍が目安となります。

ただし、店ごとの事情により必要な数は前後します。例えば洗い場のスタッフを配置できない場合には、ランチで出る数と同数を準備するのがオススメです。

 

その他、一般的に使う食器は席数の半分、そこまで注文が入らないようなメニューに使うものは席数の3分の1でも良いでしょう。

例えば、20席の居酒屋であれば、ビールグラスは2倍の40個、サワーのグラスも2倍の40個。そこまで注文数が多くない、焼酎やウイスキーなどに使うロックグラスは10個ほどを用意します。

 

1日の営業で必要な個数は以上ですが、プラスで予備を用意しましょう。

耐久性をチェックして買うことは重要ですが、食器が割れるのは仕方がないことです。洗浄中にぶつかったり、配膳途中で落としたり、そういった事故はどうやっても起きてしまいます。

 

買い足しやすいよう柄物ではなく、白無地にしてしまうのも1つの手です。

あとで必要になった際に買おうとしても、販売中止になってしまい同じ柄物が買えないということもよくあります。

割れてしまうものと仮定して、対策しておきましょう。

食器を選ぶポイント

業種業態によって使用する食器は異なりますが、ここでは共通して大事なポイントをお伝えします。

食器は料理を載せるものではなく、演出するものだと意識しよう

食器は料理を載せるものではなく、演出するものだと意識しよう

食器の大きさ、色によってお客様が受ける印象は大きく変わります。

黒い器で高級感、白い大きめの器で大衆感や清潔感が出たり、小皿や小鉢に盛るのか大きめの更に盛るのかなどによっても価格に対しての満足度やおいしさ感に影響します。

これらに食材との色合いなども加わりますので自店のメニューによって選んでいきましょう。

使い勝手についても確認しておく

ほとんどの食器に多く使われる陶器はほぼ問題ありませんが、食器の素材(漆器・合成樹脂・非耐熱性のガラスなど)によっては食洗機や電子レンジにかけられないものもあります。

手洗いしかできない食器は、人件費が嵩みますし、オペレーションにも悪影響ですので避けた方が無難です。

コンセプトに基づいたターゲットによって演出方法が変わります

お年を召した方が多い場合、フォーク・ナイフに加え箸を準備する。子連れのお客様が多い場合、ベビーカーで入店できる動線の確保・おむつ交換台の準備など、想定しているお客様に合った準備を整えましょう。

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