独立開業を目指す飲食人の為の飲食店マガジンサイト
独立開業を目指す飲食人の為の飲食店マガジンサイト
飲食店の経費・経理|飲食店経営の一般的な経営指標(独立開業者向け)

飲食店の経費・経理|飲食店経営の一般的な経営指標(独立開業者向け)

この記事のざっくり概要

飲食店経営は経営者の手腕によって影響されることが大きく、同じ立地で同じ業態のお店でも経営者が違えば残る利益率も変わります。経営数値をコントロールして利益を出していく事が重要です。

目次|この記事に書いてあること

飲食店経営の一般的な経営指標は?

飲食店経営においての経営指標について、一つの目安としてお伝えします。

まず、「固定費」を売上高に対して20%以内に抑えることです。

固定費とは、主に賃料、減価償却費、金利、リース料などです。これらを売上対比で抑えることで損益分岐点を下げる効果をもたらします。

FLと人時売上高を基準に組み立てる飲食ビジネスの限界点 -JNEWS-

FLコストは売上高に対して60%以内に抑えたい

次に、飲食店の経費項目で一番大きい費用が材料費(F)と人件費(L)です。

一般的にアルファベットの頭文字から「FLコスト」と呼びます。飲食店の場合、この2つの数値を総和で考えます。

FLコストは売上高に対して60%以内に抑えないと利益はほとんど残らないと言えるでしょう。このFコストとLコストとの割合は業態によって、変化するものです。

下記表は業界大手の指標となりますので、ご参照ください。

《大手飲食チェーンのFLコストと営業利益》

そして、固定費とFLコストを除いたその他の費用を「諸経費」と呼びます。

水道光熱費や広告宣伝費、販売促進費、消耗品費などがそれに当たります。

この諸経費は売上高に対して15%以内に抑えるのが目安だと言われています。

利益を5%残すことを目標に

このようにして利益は売上高に対して、およそ5%が残ると言われています。

飲食店経営は経営者の手腕によって影響されることが大きく、同じ立地で同じ業態のお店でも経営者が違えば残る利益率も変わります。

この経営数値をコントロールして利益を出していく事が重要となってきます。

この記事をお気に入りに登録 お気に入りを解除
記事タイトルとURLをコピー

他の記事情報もチェック!

下記にご紹介している記事情報は、新着順表記となっております。

新着記事一覧

この記事を書いた人

この記事をお気に入りに登録 お気に入りを解除
記事タイトルとURLをコピー