資金調達|飲食店を開業するまでにやらなければならないこと Vol.4
飲食店の開業資金として1000万円以上を準備した人の割合は減少傾向にあります。個人経営の小さな居酒屋はおよそ80万円×坪数で計算し、1000~1500万円ほどの資金が必要だといえるでしょう。
保証協会とはどんな組織なのか?保証料はどんなものか?なぜプロパー融資ではなく保証協会付き融資を提案されるのか?など、保証協会の基本をおさえることができます!
「保証協会」というワードは、借入をしたことのある経営者・個人事業主であれば、ほとんど方が聞いたことがあるのではないでしょうか?
融資申込みのときは資金調達に夢中で、保証協会かプロパーかなんて気にしていられませんね。
これを読んでいただくと、
など、保証協会の基本をおさえることができます!
では、早速始めます!
信用保証協会は全国各都道府県に設置されており、中小企業の金融円滑化(中小企業が資金調達に困らないこと)を目的としています。
営利企業ではありません。
じゃあ、あの高い保証料は何に使われてるのでしょうか?
保証料は保証の対価です。
保証協会が金融機関に対して、あなたの融資に保証を付けてくれます。
この保証により、あなたは融資を受けることができるようになるのです。
保証協会はあなたの会社が返済不能になった際に、あなたに代わって金融機関に返済します。
保証料を集めて、代わりに返済する為の資金を準備します。
例えば、保証料率の平均が保証債務(借入額)の1%として、返済不能となる融資の割合が1%であった場合、集まった保証料の全額が債務の弁済で消えてしまうことになります。
これでは、保証協会の人件費などを賄うことができません。
保証料率は返済不能となる融資の割合より、少し高い料率に設定されているかと思います。
ちなみに集まった保証料よりも、返済不能による債務弁済が上回った場合には、その損失を補填するのは国です。
我々の税金が充てられています。
「保証」「保障」「補償」
小・中学校のときに「ホショウ」と読む単語の意味の違いを勉強しましたね。
信用保証協会は「保証」です。
金融機関に対して、あなたの融資を「保証」します。
あなたの万が一を「保障」してくれるわけではありません。
あなたが返済不能になったとき、保証協会はあなたに代わって、金融機関に返済します(代位弁済)。
今後、あなたは保証協会に対して返済の義務を負うことになります(破産などの場合は除く)。
保証料は、保険料とは違います。
金融機関に借入の相談をしたら、保証協会付き融資の案内をされることがほとんどかと思います。
あなたが事業を始めるとき、事業の拡大を目指すとき、担保となるような不動産を持っていることは稀ですよね。
担保となるような金融資産を持っていることもないでしょう。(あれば、借りる必要が無いはずなので)
また、保証人をお願いできる人もいないのではないでしょうか?
金融機関は預金を使って融資をします。
あなたの預金がある日突然、少なくなって、引き出しできなくなる。
こんなことは絶対にあってはいけないので、銀行は担保や保証を求めます。
ですが、これから事業を起こす人には、なかなか担保や保証は用意できません。
そのため、保証協会付き融資を案内されるのです。
保証協会は保証料と税金で運営される公的機関です
保証料は融資を保証してもらう対価です。あなたの万一を保障する保険料ではありません。
担保や保証を自前で用意することは難しいので、保証協会付き融資をどんどん活用しましょう!
飲食店の開業資金として1000万円以上を準備した人の割合は減少傾向にあります。個人経営の小さな居酒屋はおよそ80万円×坪数で計算し、1000~1500万円ほどの資金が必要だといえるでしょう。
飲食店を開業するまでにやらなければならないことは非常に多岐にわたります。当記事では飲食店開業までの代表的なタスクの一例をご紹介させていただきます。
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